僕が障がい者スポーツ医を目指す理由。
それは、普通の人に当たり前の生活を届けたいからです。
お金に余裕があったり、たまたま便利な施設の近くに住んでいるからといった特別な人、だけではなく、一般的な環境におかれた人でも気軽にスポーツが取り組めるような環境作りがしたいのです。
経済的に余裕がある方は、競技の為に移住したり、器具を購入したり、海外遠征に行けます。
しかし、自分の生活で精一杯な方は、競技を続けたくても、断念してしまう方もいらっしゃいます。そういった方でも、気軽にスポーツが出来る環境を作りたいのです。
決してパラリンピック選手だけではありません。
世界で1位を取りたい、日の丸を背負いたいという方の支援をするのはもちろんですが、
単純にスポーツを楽しみたい。みんなと一緒に楽しい時間を過ごしたい。
そういった普通の幸せを求める方にも、当たり前のしあわせを味わって欲しい。
やりたい気持ちはあるけど一歩が踏み出せない、といった消極的な方々にもスポーツのしあわせが届くような活動をしていきたいです。
医師である必要はないかもしれません。
しかし、僕は医師が関わるからこそ意味があると信じています。
患者さんの命と真剣に向き合っている医師だからこそ、
患者さんの幸せを考える責任があると思っています。
そして、それはスポーツだけにとどまりません。
患者さんが幸せになるための道筋を、医療の枠を超えて提案する。
そんな医師に自分はなりたいと思っています。
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