「バリアバリュー 障害を価値に変える」を読みました。
この本の著者である垣内さんは、株式会社ミライロの社長です。
株式会社ミライロは垣内さんが同志社大学在学中に設立したベンチャー企業です。
垣内さんは先天性の骨形成不全症という障がいがあり、障がい者だからこそ出来るビジネスを考えました。
それはユニバーサルデザインのコンサルティング。
店舗や設備、製品などのユニバーサルデザイン化に伴う企画や設計、社員の教育研修、バリアフリーマップの提供など、だれもが暮らしやすい社会を目指してビジネスをされています。
一番すごいのは利益を上げていること!
障がい者のための慈善団体は数多くありますが、利益を上げている団体はあまり聞いたことがありません。それもビジネスにして軌道に乗せています。
導入実績企業・団体をみればその影響力の大きさがわかります。
文部科学省、大阪大学、京王プラザホテル、大和ハウスグループなど各方面にわたっているのです。
垣内社長がなぜこれほど精力的に活動されているのか。
それは「バリアバリュー」という考え方に気付けたからだと思います。
バリア(障害)がバリュー(価値)になるのです。
バリアフリー(障害を取り除く)ではなく、バリアバリュー(障害を価値に変える)というところがポイントです。
障害を無理に克服しようと思うだけでなく、そこに「価値」や「強み」を見出すのです。
垣内社長は、自分に障がいがあるからこそ、障がい者目線でユニバーサルデザインの提案が出来るのです。これは健常者が行う提案とは説得力が違います。
垣内社長が関わっている事業の中で興味深いのが、
これは、多様な方々に向き合う為の考え方と行動を学び、身に着けるための検定です。
3級と2級があり、同時取得が可能なので今度受講してきます。
3級は座学のみ。
2級は座学、実技、試験、と盛りだくさん。
ユニバーサルマナー検定2級は、嵐の櫻井翔さんが取得しています。
無事に取得できれば、今度ユニバーサルマナー検定の体験記を書きます。
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